はらっぱ日記

里山・はらっぱ育ちのもーちゃんです

静寂の播州清水寺参道を歩く

山で出会った花

先日、オットクンと加東市清水寺に行ってきた。
それは突然の成り行きだった。
その日の行き先が二転三転して、
急に車の中で「じゃあ何所にいく?」とスマホと相談し、清水寺に行くことになった。もうお昼に近づいていた。
清水寺のある山のふもとで車を置き、昔の人がたどった深い山中の参道を一時間近くかけて登って行くことにした。
くねくね曲がる、石や岩のゴロゴロ出ている山道は傾斜もかなりあり、背の高い杉が何本も人の手が入らない様子で直立し、鬱蒼として薄暗い。出逢う人もほとんどない。
ところがそれがとてもおもしろい!つまらぬ冗談や寒いシャレをとばしながら非日常を歩く。珍しい山野草に出逢い、どでかい岩をめでる。
私の心臓血管系は休みを何度も要求してくるから、途中のお茶おやつタイムを適度にとる。
このしんどさの後に、播州清水寺のおっとり古びた懐かし気な気配の大講堂が現れた。こんな山上に鐘楼、根本中堂、薬師堂などがあり、なかなかの風格だ。縁起に推古・聖武天皇の名が出てくるし、戦国時代にもいろいろあって、生き延びてきた由緒ある寺だという。
ふむむ、寺の脇の石に腰掛け、鮭の炊き込みご飯おにぎりと買って来たパンにかぶりつく。まだ銀杏もモミジもほんのりとしか色づいていなかったけど、なんだか満足感にみたされちゃった。
しんどくて、おもしろいミニ旅。12000歩くらい歩いたな〜!