はらっぱ日記

里山・はらっぱ育ちのもーちゃんです

巨樹、名木

大木、カゴノ樹

22日、2番目のお義姉さんの家で午前中、「ちまき」を作った。
おしゃべりしながら大きな笹の葉5枚で、だんごを包んで次々に巻いて行く。
それを蒸しあげて、笹の香をかぎながらかぶりつく。

それからお義兄さんら(3夫婦6人で)と八頭町の山深いところに車で出かけて行った。
お義兄さんの山に入って行く。少し登ると杉林と竹林。
ここでタケノコを掘るんだよと聞く。
2・30メートルもあるだろうか、すっくりと伸びた杉林の中にすっぽりと入っていく。
森林浴!とお義姉さんが手を広げる。
黒い湿った土にエビネという蘭が自生していてそれを一株もらった。
茶色か黄色の地味だが可憐な花が咲くそうだ。
「わあ、石にきれいに苔が生えている!」
とわたしが叫んだから、てっちゃん(3番目の義兄)のおくさんが
「ほら、萌さん、持って帰りんさい!」
と袋に苔むした小石を入れてわたしに渡してくれる。
「ええーっ?!」
せっかくだから記念にしよう(^v^)


清徳寺という古い寺に向かう。
途中の道沿いの山に、「あっ、猿がいる!」「ここも、わあ、5・6匹いる、群れだねえ!」
てっちゃんは車から降りてシッシと手で猿を追うしぐさをしている。
危ないよう!てっちゃん!猿たちはさっと逃げていった。
きのうの雨で狭い山道には崖から崩れ落ちた石や岩がころがっている。
もみじの季節以外ほとんど人が入らないような山の奥の奥。
色とりどりのアジサイが(シカよけに囲まれている)咲き始めている平たい場所に出ると、そこは清徳寺。
奈良時代行基が開いた寺で、平の重盛にも縁があるという隠れ里。
そこにみごとな巨樹、名木群があった!
カゴノ樹(ミツマタ)・・写真
菩提樹後醍醐天皇お手植えという銀杏、モミジなど・・・。
太い幹に空洞を作りながらも揚々と巨樹の風格を魅せるカゴノ樹に手のひらをじっと置き、
小さなたくさんの墓石たちの背後で、それを包むように見守っている大きな菩提樹をしばらく見上げていた。
樹に出会って、しみじみうれしい。