冷たい雨の日、ミシンで田舎の兄のポロシャツの裾上げをした。あっという間に出来た。
こんなこと兄から頼まれてうれしいな。
きのう、田舎にミニミニ手伝いに行って、
オットクンは斜面の草刈り、わたしは緑豆の収穫を手伝った。
秋の装いをした懐かしい野山の景色に囲まれて農作業（言うほどでもない（＾ｖ＾））をするのは全くルンルンな気分。
お義姉さんが、作業しながらニヤニヤしていたらしいわたしに、
「何笑ってるの？」と聞いたので、
「楽しい♪」と緑豆を剥きながら答えると、
「一日だけでしょ？」と笑いながら言う。
「うん、一日か、２日か三日ね」と笑って答える。
毎日毎日きつめの農作業したら楽しいなんて言わないだろうなあ（＾ｖ＾）。
緑豆は豆乳を作るために今年初めて作ってみたと言っていた。
エンドウ豆のような小さな薄緑のかわいらしい豆。
今日収獲したのと合わせてゴザ４枚にぎっしり干してあった。
少しもらったから今水に浸している。倍くらいにふくらんできた。
わたしも豆乳作る気なんだよ。
お義姉さんには驚かされる。
もともとすごくおとなしい静かな人で、
耳もかなり不自由だから、
人と接するのは苦手なんだと思い込んでいたけど、
実は全然ちがう面があったんだ。
お義姉さんは「田舎の知り合いの人よりも知らない人の方が話しやすい」って言う。
宝塚から車でこの田舎に、畑を借りて野菜を作りに来ている町のおじさんに、
お義姉さんは自分からもどんどん話しかけて、
いろんな野菜や苗をあげているんだって。
今日もタマネギの苗８０本おじさんにあげたって言ってた。
へえええ！
「お義姉さん、わたしよりもずっと社交的やなあ」
と言うと、首を振って、
「一人でポツンといるのが好きやねん」
といたずらっぽく笑う（＾ｖ＾）
兄によると、
「なんでも人に野菜などをあげるのが好きやねん」
と困ったような顔で苦笑していた。
なんだか人ってほんとうに奥が深くておもしろいなあ！
わたしたちが着て行ったお揃いの青いトレーナーを見てもらって、
兄もお義姉さんもそれなりに評価してくれた。
だから兄とお義姉さんにも、あのもらった布でお揃いのトレーナーを作ろうと思う。
