はらっぱ日記

里山・はらっぱ育ちのもーちゃんです

Yちゃんとわたしの中の子ども

Yちゃんの幼稚園で運動会があった昨日。
今年は幼稚園最後の運動会になる。
朝から彼のがんばっているところを観に行ってきた。
幼稚園で三回目、五才の運動会だ。
キリッとバチさばきが決まるダンス、
弾丸みたいに走り抜けるリレー、
キビキビと動き、友だちとポーズを決めていく組体操。
うん、子どもっていうのは(わたしにとっての三年と)同じ三年でも素晴らしいスピードでニョキニヨキッて育って行くんだな。


その日のYちゃんの午後はずっとハイテンションのままで、
わたしは彼の遊びにぐいっと引きずりこまれてしまって、
そこから這い出る隙がなかった。
Yちゃんの遊び世界にタジタジだったけど、
むかし子どものわたしの内部にはふつふつと
彼にちっともまけてはいない遊びの芯がぼっと燃え出し、
勝気な萌ちゃんが顔を出してくる。
あの頃、わたしの遊びの世界は、
永遠に続く“大小取り混ぜた冒険のるつぼ”だった。
Yちゃんの夢中な顔を見ていると、
遠い自分がふと足元に帰ってくる。