はらっぱ日記

里山・はらっぱ育ちのもーちゃんです

分厚い歴史小説だったな〜

nojimoe2014-09-05

やっと読み終えた!
休み休み読んでいたけど、ここ二日ほどで一気に読み終えた。
小説山田大助(天保能勢騒動の話)
関連する史実を丹念に探り、郷土史家の人々に学び、これほどの小説を書き上げた作者に敬意。
大塩の乱後わずか数か月のとき、能勢で大塩残党の旗を掲げた農民一揆があった。それは歴史的事実。
なぜ大坂で薬屋をしていた大助が能勢で騒動を起こそうとしたのか、いろいろな説があるらしい。
私のふるさとの一部地域を、そこに暮らしていた農民たちをも巻き込んでいった大助たちの足跡を
作者の探求心と想像力を持って描き出したその意気に心動かされたよ。
大塩平八郎のことも詳しく書き込んであり、そのあたりから俄然面白くなってきた。
大助たちの時代に生きていたわたしの先祖はなんという人なのか、こんど過去帳を見せてもらおう。
もしかしたら大助たちのもとに馳せ参じたのか、人足として無理やり駆り出されたのか、逃げ出したのか。
ふううむ、ふるさとの田舎の姿がまたちがってみえてくるなあ。