はらっぱ日記

里山・はらっぱ育ちのもーちゃんです

いとこからの手紙

郵便受けに白く細長い封書が入ってた。
へええ、誰から?
だってお手紙なんてそんなにしょっちゅう来るものじゃないもの。
わあ、ちーちゃんからだ!
ちーちゃん♪わたしのいとこだけど大家族の田舎の家で、いっしょに育った一つ上のお姉ちゃんだ。
 

いろいろ事情があってちーちゃんは、3才の時にたった一人で家族と離れて、
わたしの家にやってきた。
5人兄姉にいとこのちーちゃんが加わって、
その時は、2才(わたし)から13才まで6人の子どもがごろごろいたんだよ。
すごい環境だったんだね。
ちーちゃんは中三までいっしょに暮して、
それから看護のほうに進むために寮に入ったから、
それからは別れ別れになった。
でもわたしの中では彼女は、今もいつも心やさしい、大人しいのに芯の強い、頼りがいのある、大好きなおねえちゃんのままだ。
かしこくて自立心のある彼女は、
後、東京に出て看護師をしながら苦学して大学を出て、大学病院のある科の婦長にまでなった。
仕事一筋の暮らしだったから、結婚は48才の時だった。
結婚式のちーちゃんはウェディングドレスがとてもよく似合って、素敵だった。


ついこの前のわたしの誕生日に電話をかけてきてくれ(毎年の定期便♪)たけど、
わたしの家にはその時息子ファミリーが帰省していて十分話せなかった。
改めてわたしから東京のちーちゃんに電話をかけた。
それでも話し足りないと思ってくれたのかな?


ちーちゃんの手紙に胸打たれた。
唯一の家族だとちーちゃんが言う旦那さんは、12才も年上で、この前大病をされて、今ゆっくりと自宅やセンターで療養、恢復中だ。
ちーちゃんは(自分が仕事以外何も知らず、世間的な体験をほとんどして来なかったと振り返って)旦那さんからいろいろなことを学び続けていると言う。
旦那さんは、夫婦という関係から、
しばらくたってちーちゃんの父親のような存在になり、
彼が病気になった時は、彼が子どもでちーちゃんが母親のような存在になった、
恢復しつつある今はまた主人にもどりつつあると書いていた。
そして旦那さんとの介護を含む日々に自分の将来の姿や暮らしを想い、
旦那さんの存在から常にいろいろな何かを学んでいると・・・。


わたしとはまるで違う人生の日々を過ごしてきた人が、
わたしにこうしてお手紙を送ってくれる。
このところ体調が悪い日が続いて少々沈みがちだったわたしだけど、
なんだかこころのなかからほこほことにこにこと、
何か暖かくて楽しいものが湧いてきた。
このところオットクンに負け続けているナンプレ(ゲーム)も
今日は勝てそうな気がしてきた。
そこで勝負を挑んでみたら、
むむむ、残念、見事に2敗してしまった!