はらっぱ日記

里山・はらっぱ育ちのもーちゃんです

街角の紙芝居師の本気

今日、図書館で小さな(2・3才くらい)子たち8人に、仲間の人と二人で絵本を読んできた。
絵本にすいつくような小さな子どもの見事なまなざし集中にほれぼれとしてしまう。
午後、その読み聞かせグループの忘年会が近くの集会所で開かれた。
この会にだんだんなじんできたらしいわたしは、みんなとおいしい和風弁当を食べ鍋をつつき、ビンゴゲームを楽しんだ。
そして、この一年を振り返って、それぞれ自分の絵本についての思いなどを順に一人ずつ話すことになった。
わたしは自分がほとんど違和感なくこの場になじんでいるのに気づいて、なんだかびっくりする。自分の絵本に対する思いを全く臆さないで結構のびのび自由に話してる。
メンバーの一人だった唯一男性の若いYさんが参加していた。彼は今紙芝居師として有馬温泉の街角に立っている。このグループには参加できなくなっている彼だが、今日は彼の手作りの紙芝居を2作演じてくれた。
一つ目はしっとりとした読み聞かせ調の最新作で、恐竜と子どもが出てくる化石の絡むお話。
もう一つは、彼お得意の虫さん(かえるやかなへびやバッタ?)が出てくる大傑作で、紙芝居師の気迫全開、わたしたちの会場は笑いに包まれた。彼の独特のクセのある濃い画面はひたっとこちらに迫ってくる、まさに紙芝居の絵だ!
しかし、一つ目に演じてくれた最新作は、前にこの読み聞かせグループで活動していた経験を生かして、ただ一面紙芝居調ではない、しっとりとしたムードを併せ持つ作品になりつつあるような気がした。街頭じゃないところでしっとりと演じるような作品も作りたいと、彼は次々作品を生み出しながら試行錯誤しているんだ。
グループの先輩の人たちがその作品について彼に、こうしたほうがいいとか、何を一番表現したかったの?とかいろいろアドバイスをしていた。
わたしも自分の感想や意見を話した。彼はとても真摯に聞いている。


彼の紙芝居に寄せる若いやわらかな本気度が素敵だった。彼が作っているホームページにもその姿勢がよく感じられる。
わたしはビンゴゲームでプレゼントを選ぶとき、彼の提供したものをもらった。
さりげなく紙封筒に入っていたそのプレゼントの中身は、直径5センチほどの丸い缶バッジ3個で、紙芝居に出てくるキャラクターたちがそれぞれ楽しい恰好をして描かれている。そのバッジも紙芝居を見てくれた人に売っているそうだ。
とても気に入ったんだ。
ここに写真をUPしたいけど、今パソコン不具合のためうまくいかないのが残念だよ。
刺激受けたなあ、出力しなくちゃ、わたしも。