はらっぱ日記

里山・はらっぱ育ちのもーちゃんです

霧が晴れた!

ずっとわたしを診てくれていた先生が病院を辞められて、若い先生にかわったのがこの5月だったか?
心臓内科の若いN先生はわたしのカルテや症状からいろいろ考えてくれて、まず血管科のH先生を紹介してくれた。「高安病」という血管の病気は患者が少なくて専門の先生と言うのがなかなかおられない。H先生は「僕も専門じゃないけど」と言いつつ、総合的に身体のいろいろな検査を組んでくれて、わたしはこの夏、大血管CTや心エコー、頚部エコー、末梢血流検査ほか、やったことのない血圧の検査などを受けた。


暑い中、一昨日結果を聞きに行った。5月最悪だった体調はここのところかなりいい。
待合のソファで本を読んでいると誰かに話しかけられた。
「野路さん、あれからどうですか?野路さんの季節がきましたか?」
顔を挙げると若いN先生だった。通りがかりに見つけてくれたらしい。覚えていてくれたのか。
「僕とH先生とよく相談して、診ていきますからね」
なんて言ってくれて、顔が赤くなってしまった(たぶん)。
予約時間を2時間半遅れてH先生の診察
大動脈の拡張は2か所あったが予想していたより小さく「大動脈瘤」という言葉にびびっていたわたしの前の霧がさあーと晴れていった。他に高血圧など引っ掛かるところがあったけど、もうわたしの中では何かピョンピョン飛び跳ねるような陽気な生きものが動き回っていて、勝手に背筋もぴょーんと伸びていく。
H先生は図入りで血管の様子をくわしく説明してくれた。わたしはメガネを取り出し、今まで知らなかった情報も得なくちゃと顔を乗り出して集中した。
なぜ具合が悪くなる時があるのかも自分なりにわかった。 


わけのわからない身体のしんどさに取り込まれる時はなんでも「高安病」に結び付けてこころが灰色のもやに包まれてしまうけど、また新しくスタート!!
つまずいては起きて、またつまずいてはよっこいしょとヘンテコ顔で起き上がる。
うむむ、野路の草はなかなかしぶといのだ。