休み休み読んで長い間かかったけれど、今はなんか誇らしい気持ち。
この本に出会えてよかった。
木と木は、菌根菌ネットワークを通じてつながりあっている。人間の脳がシナプスやニューロンで繋がっているような具合に。
互いに競合し合うだけでなく、困った時に養分や水分を協同して配り、互いに助け合っている。コミニュケーションしている。
マザーツリーは、たくさんの若木を育て、自分が傷ついて死に向かうときには、たくさんのプレゼントを子孫や他人である木に対して与え、未来に向けてバトンをつないでいく。
(鳥取田舎の大木ムクノキ)
著者は科学者で、実際の森の木々の中で、たくさんの体を張った実験を何年にも渡って辛抱強く、繰り返してきた。驚異的な信念!木こりの娘として生まれ、土を食べたり^_^して育った。直感の鋭いアンテナを持って、それを決して手放さず、こうではないか⁉️と感じたことを次々と実験を繰り返して追求していく。
何度も失敗し危ないめに会い、周囲の人々に批判を浴び、苦しみ、その度確かな温かい理解者を得て、自分の信念で生きてきた。
自分の、揺れる、まわりに振り回される弱さも、そのままの姿を文章にしてくれている。だから私のような科学的知識が何もない者にも感情込みでわかるように配慮してくれているんだ。
凄い本だった。
今日は午後玄関前の細長ミニ畑に腐葉土をまき、よいしょよいしょとスコップで耕した。春の花の苗を買ってこよう!