先日の英語サークルで、1人ずつ近況を英語で話す時、
私は今一生懸命に辞書を引き引き読んでいる英語の絵本集のことを話した。図書館で見つけた本。タイトルは「20世紀の子ども絵本の宝」（アメリカでの出版）とでも訳せばいいのか。とにかく分厚いでかい本で、44話もの絵本が一つにまとめられているどっしり重い絵本集だ。うんと小さい子ども向けのお話しからまず読み出して、やっと37作品読めたところ、最後まで頑張って読むから応援してねと、みんなに話した。
するとアメリカ人の若いB先生が見せてと言って手にとって。
幼い時に読んだお話しをいくつもいくつも見つけたらしく、とても長い間懐かしそうにページをめくっていった。
そして私に返してくれる時、その分厚い絵本集を両腕でそっと抱きかかえてほほえんだんだ。
私はその光景をこれからも忘れないと思う。
