はらっぱ日記

里山・はらっぱ育ちのもーちゃんです

わくわく

昨日パン屋さんからの帰りに図書館に寄った。
こっちの図書館の児童書の棚で、英語絵本のある場所を前に見つけてから、二冊くらいそれを借りている。メッチャ簡単な英語の幼い子向きの絵本だよ。昨日も、ちょっと無理して前借りたのより少し長い英文のある絵本を見つけた。私には難しくて、たぶん辞書を引き引きだなぁ。


そしてその後児童書棚にふと目にとまった本があったんだ。
雨月物語」!
前から読みたかった本。でもそれは、子どもに向けた古典全集の中の物語で、
一部なんだけど、字が大きいのがありがたい。
夜"菊花の約"を読んでいて、「騎士団長・・・」の物語とビンビン響き合うのを感じた!また少し解説もあって、同時代、宣長と秋成の、それぞれの自画像や書、うたもあった。二人の比較がおもしろい!
上田秋成のもう一つの「春雨物語」の中の"二世の縁"については、
登場人物メンシキさんがかなり詳しく話してくれていたんだけど、
秋成のその二つの物語を是非、全章読みたいと強く思った。
「騎士団・・・」の主人公とメンシキさんの関係や、亡妹との、また画家雨田との関係、それに妻とのことも。わあ、すごく繋がっているよ。
それぞれの時代の中の、秋成の物語と春樹さんのこの物語がびんびん響き合っている。その振え、その音が聴こえそうな気がして、こころの中がわくわくしてきた。
秋成のその二作が読めたら、もっともっと「騎士団・・・」から私が感じ取れる何かとても大切なものがあるような気がする。
なんというストーリーテラーなんだろう!
寝る前、そのわくわく感が、私を満たしてくれていた。