2016-04-09 体で読む ここのところ、少し体調がよくない。 次回読書会の課題本「火を熾す」(ジャック・ロンドン作)を読んでいたら、体調の悪さも重なったのかな?主人公がアラスカの氷原で、あまりの極寒さに体がギリギリと麻痺していくところを読んでいると、暖をどうしても取れないじりじりと焦るような落ち着かなさが私の感情に、感覚に、襲いかかり、ほんとうに気分がすごく悪くなってきてしまった。 作者のこの表現が、なんとリアルに体に襲いかかってくることだろう。 私は体で本を読んでいるって感じた。