はらっぱ日記

里山・はらっぱ育ちのもーちゃんです

だんだん近づいていくドキドキ

nojimoe2016-01-14

新年おめでとうございます。
今年も「はらっぱ日記」をよろしくお願いします。


先日今年初の英語サークルが、外国人先生二人(前の先生も来てくれて)でワイワイ盛り上がって終わったあと、
Jさんが一枚の紙切れを私に渡して、
「ぼくもずっとまえ、野路さんのように文章を書いてた時があって。よかったら読んでください」
と言った。


Jさんはノーベル賞の大村先生似で、静かな雰囲気の中にとってもユーモアのある英語仲間。ウイットに富んだ言葉をふとみんなに投げかけフワリと笑いを広げるのでみんなに好かれている。
自宅庭の野菊や千両などを、季節になると花束にしてみんなにくれたりもする。
私が郷土玩具とかが好きで集めて孫と遊んだりしていることを知ったJさんは、もう要らなくなったからと、珍しい古いコマや懐かしい紙粘土製の郷土人形などを時々持ってきてくれ私を喜ばせた。
昨年末には、Jさんの家を改築するにあたって、置くところがなくなったから貰ってくれないかと、若い時に収集されていた信州方面の小さな郷土人形・郷土玩具などを箱にはいったまま、紙袋二つ分私にプレゼントしてくれた。
とっても嬉しいが貰ってばかりではいけないなあと、昨年末に私は読書会「ばおばぶ」で作った本を三冊、英語サークルにもっていってJさんに
「郷土玩具のお礼?私たちの創った本、よかったら読んでください」
といって渡したんだ。
文章って自分の普段出さないところが見えるから恥ずかしかったけど、Jさんになにかお礼がしたかった。
Jさんは、私の文章を読んだ感想を手短かに
「これと、これと・・・・がこころに残りました」
と言ってくれた。
そしてJさんの書いたエッセイを二作、一枚の紙切れにコピーして
渡してくれた。
そこに、英語サークルだけではわからないJさんの、やっぱりJさんらしい文章を発見して、二人の距離が「だるまさんが転んだ」のときの歩みのようなゆっくりさで近づいていくのを感じたんだよ。


〈写真・・・私の誕生日にやって来た白くまくん〉