どんちゃん
モリさん
カサくん
アキさん
オッちゃん
チーさん
そしてボクちゃん（私）
学生時代の人形劇サークル「こぐま」の仲間が七人。
昨日揃った！
部長ヤノさん
でぐっちゃん
オクダさん
キョウさんは
来られなかったり、
連絡がつかなかったりした。
私は様変わりした大学の正門をうまく見つけられず、10分ほどおくれてしまった。
正門前、そこに居た人たちはなんだかグレーのひとかたまりで
あれっ？
そうか、私もグレーの仲間だねえ♪（笑う）
みんな相当にいい年になってる。
でも！
ものの数分で、みんなピチプチ若い学生に戻った。
大学の正門前に集合し、校舎脇へ。
「ここ、こぐまの部室跡です」と草地をさしてカサくんが言う。
「ここに、先輩たちが作った人形たちがいっぱいぶらさがってた倉庫があったんだよ」と私が叫ぶ。
おお、学食が変わらずあった。
「ここらへんでぼくちゃん、よく肉まん食べてたね」とどんちゃん。
「2個50円だったよ」とモリさんが笑う。
校内をあちこちめぐってから、
近くの和食のお店へ移動した。
チーさんは私と歩きながら、
「もう、あの日々は帰らないね〜」と寂しそうにいう。
話していて、また素振りで、チーさんが少し認知に問題が出てきてるってわかった。
みんなチーさんをさり気なく気遣いながら、
美味しい会席膳をワイワイと囲む。
「こぐま」での人形劇との出会い。仲間との出会い。
わたしは改めてそれを抱きしめる。
あの頃、小さく固くこわばって生きていた私を
それはいきなりぽーんと自由の空へ解放した。
暖かく魅力的で、
愉快で創造的で、緊張感がみなぎってた。
今度は、身内の人の介護で来られなかったヤノ部長や、
しっかり者で今も超多忙なでぐっちゃん、
美人のキョウさん、
人形作りの名人オクダさんにも
会えるように。
「元気なぼくちゃん」で会えるように！
