はらっぱ日記

里山・はらっぱ育ちのもーちゃんです

出逢いの日に

嬉しい雨、もう咲くよ

大動脈炎の人たちの患者会があって、三年前に私も入会させてもらった。
会は機関紙も発行していて、病気をかかえながら患者同志お互い支え合い、情報を交換し合い、学び合っている本当に底しれぬパワーをひめた会で、入会する前から時々そのWebサイトを訪れてはいつも励まされ、大切な情報を得させてもらってきた。
私自身は寛解の状態だと思うけど、合併症があちこちで出始めていて、なんだか油断がならない。
年齢も関係してか、ここ数年体の変調がよく起きるし、ちゃんと会に入ってしっかりした知識や日常注意するべきことなどを知らなきゃなあと思った。


先日会の交流会が大阪であった。ずっと会長としてみんなをグイと引っ張って来られたUさんから直々の電話をもらい、行こうかどうか迷った末に大阪梅田まで出かけていった。にぎやかな大阪なんて疲れるし嫌いで、よほどじゃないと行かない。

でも行って良かった。会場がJR大阪からすぐというアクセスも(大阪の会員さん方が歩いて選び出されたということだ)ありがたかった。レストランで昼をともにしながらの交流会。
びっくりしたのは若い精悍な医師が一人同席されていたこと。ずっとこの病気の研究を続けている大学病院の先生だった。
周りには発症したばかりの方や、手術を繰り返している方、病勢が落ち着いて来て明るく応援してくれる方など若い人からずっと年かさの人まで二十数名いた。
先生たちと患者会がしっかり手を組んで、病気の原因究明や治療薬の創出などを目指しているなんて、本当に凄いことだなあ。
帰りの方角が一緒だった10才くらい私より年上のKさんと電車でお話ししながら帰ってきた。旦那さんを亡くされて後、発病してしまい、これから検査が控えているKさんの、めちゃめちゃ明るい前向きな暮らしぶりに圧倒されて、わたしは揺り動かされっぱなしだった。

いい出逢いがたくさんあった日だった。
しかし、あり過ぎたのか、私は珍しく夕食前にダウンしてしまった。
あまり病気のことばかり考えていたら、体によくないなあと思ったよ。
<写真・・・雨を受けて、咲く準備中のスカシユリ♪>