はらっぱ日記

里山・はらっぱ育ちのもーちゃんです

花火のきらめきを体にあびて

朝、起きる楽しみ♪

この町の夏まつりが、町の広場であるはずだが、あいにくしとしと雨がふりつづいている。広場の屋台は出てるのかなあ?
盆踊りやってるかなあ?浴衣の人たちはぬれちゃうなあ。
と、広場に行く予定を雨のためにぐずぐず後回しにしていた。
とうとう雨はやまず、屋台で美味しいもの探そうというのは断念して、家で夕ご飯をすませた。
ふと外を見ると雨がスッキリと上がっている。
それにすずしい。
花火をこれからはじめるはずの川の方へ、オットクンと田んぼ道をどんどん数十分歩いていった。
するとわたしの歩く道の真正面の空にからだを揺さぶるようなドドーンと大きな音。わたしの目の前にからだ全部を包み込んでしまうほどの大きな花火のきらめきがあらわれる。
あたりは田んぼ。まるで私のためにだけ輝いてくれているような臨場感。田園都市の平たい町の広がりに花火は惜しげもなくいくつもいくつも大きく優しく輝き続ける。
こんなのどかな町の花火大会ははじめてだ。
四方八方、田畑の道沿いのあちこちに人だかり、小さな折りたたみの椅子に腰掛けて並んでいる人、ビニールシートを道端に敷いて座り込んで眺めている人もいる。


この輝きを来年また見るときは、もっと◯◯のようになっていよう!わたしは声にださず、自分にきっぱりと宣言した。
花火のきらめきと、人の生きる輝きは同じだと思った。