はらっぱ日記

里山・はらっぱ育ちのもーちゃんです

16年ぶりか〜!

読み聞かせグループの友人が本を貸してくれた。
「野路さんと今日会うから、読んでもらおうかなと思って持ってきたよ。
もしかしてこの本、持ってる?」
それはずいぶん前に出た文芸誌で、「ねじまき鳥」の特集をやっていた。
わたしは「ねじまき鳥クロニクル」を今から16年も前に読んでいて、
その時はまだ教師の仕事をしているときだった。
わたしにとって、とても衝撃的で忘れられない本。
その時の仕事の仲間や、クラスの子たちが、その教室の一場面まで(養護学校の)浮かんでくる。なぜ、その場面がでてくるんだろう。
そこから今まで以上に春樹さんにのめりこんでいったんだった。


文芸誌の特集の中身は評論だったから、
わたしはもう一度、(この評論を読む前に)ねじまき鳥を読みたくなった。
今よりも16歳も若かったわたしの感覚はどんなだったんだろう。


読み始めてまた一気にとりこになっている。
こんなことが書いてあったのかと、新しく出会いなおす一文一文がすごくすごく新鮮なんだ。