はらっぱ日記

里山・はらっぱ育ちのもーちゃんです

だいたい出来た山奈さん♪

山奈さんそばにいてね♪

わたしの大事な友だち山奈さんの人形がだいたい出来上がった。
やれやれ時間がかかりすぎだね。
すっくと顔をあげて高みを見すえている山奈さん!
靴が小さすぎてごめんね。
今日夕方から英語レッスンがあった。
いつも最初に一週間の間にあった出来事をひとりずつ英語で発表する。
わたしは人形作りの話しをして、山奈さんをいっしよに連れて行ってみんなにちょっと紹介した。
みんなが歓迎してくれてうれしかったよ!



昨日お風呂のなかで短編集「レキシントンの幽霊」のことを考えていた。
十七年前に初めてそれを読み、数年前にまた読み返し、今回読書会のために三度めを読んだ。
そして今まであまり気づかなかったことに気づき、作品の深さに改めて驚いた。
春樹さんの作品を読むまでは一度読んだ本をまた読み直すなんてほとんどなかった。
そして「レキシントン..」と「七番目の男」が他の作品と何かが違って来ているというのも今なら何だかわかる気がするなあと思った。
それは「ねじまき鳥..」を経て書かれた作品なんだ。

この短編集に載っている(めくらやなぎと..の作品を除いて)他の作品は「ノルウェイの森」以後の、混沌とした、人間なら絶対逃れられないいろいろな種類の、いろいろな側面の苦悩やあがきやそれとの対決や、自分のありようをふくんだリアルな歴史を体ごと魂ごと、真正面にかかえ捉えようとしたたたかいの断片たちのように思える。
それが一つにまとまって行ったのが「ねじまき鳥..」ではないかなあ。
その後の二つの作品には何かとても静かなまなざしが、そこに在ると思ったんだ。