はらっぱ日記

里山・はらっぱ育ちのもーちゃんです

こころにいる人が・・

雨うれしヘ(^o^)/って言ってる?

稔っちゃんは小中学校の同級生。
まんまる丸坊主で、ちょっといたずら好きで、チョコチョコしていて、なんだか愉快で。
たぶんみんなから好かれていたと思う。
小柄で、首がひょろっと学生服の体から出ていた。
片方が義眼で、男の子たちから「メジロ」って言われてた。
わたしは、稔っちゃんやその近くのやんちゃな男の子たちの仲間が
なんとなく気にいっていた♪
彼らがいると何か愉快な空気がクラスに立ち込め、わたしはクスクス、またゲラゲラ良く笑っていた!


稔っちゃんに最後に会ったのはいつだったのかなあ?
38才の時の同窓会で会ったなあ。
20数年ぶりなのに全然垣根がなくて、中学の頃のようにお互い気さくに話したなあ。
障害児に関わる話し(わたしは障害のある男の子の担任をしていた時期だった)もよく聴いてくれたし、あの時は彼がもっとわたしに近づいた気がした。
稔っちゃんはわたしの姉に勉強を教えてもらっていたことがある。
中学時代だった。毎週うちの家に勉強しに来ていた。
同窓会の時、そのことを話していた。
「僕、まだ覚えてるで。田山花袋、ふとんとか♪」とズラズラ口から文学作品のなまえを引きずり出していた。(たぶん読んでないと思うけど(^-^))


稔っちゃんは他の何人かの同級生と共に、わたしのこころの中に
ちゃんと居場所を持っていた人。
そんな人を、また一人、わたしは亡くしてしまったのか。
田舎の兄から稔っちゃんの訃報を聞いた時、
また会えるはずだった懐かしい大事な友だちが遠く遠くかなたに行ってしまった哀しさに取り囲まれた。


稔っちゃん、挨拶ぐらいしてよ!
あかんわ!