春樹さんが今朝の朝日新聞に寄稿した記事をネットで見つけた。
でも会員登録やらをしていないから、全文が読めなかった。
ああ、全文を読みたいなあと思いながら、
午後予約していた歯医者さんに向かった。
一駅早くバスを降りて、田んぼに沿った道を選び、のんびり歩いて彼岸花をさがしているとそれはあった。
稲穂の垂れる田んぼのまわりはみな草がきれいに刈られていたけど、
用途なく草が生えるままになっているところに、若い彼岸花が群れて咲いていた。
坂道沿いの田舎家の溝に、鮮やかな青い色をたくさん見つけた。それはつゆ草。日中だから少しつかれている。つゆ草というと、あのカメラマン山本みかさんが大好きだったらしい。わたしも大好きなんだ。つゆ草のジロちゃんと名前を付けているくらいだ。
田舎道を歩いているとほんとうにいいものに出会える。
予約時間の１５分も前に歯医者さんについて、待合のソファにすわったとたん、
目の前に、４つ折りにされた朝日新聞とそこに春樹さんの顔写真を見つけた。
一面におおきく取り上げられていた。
１５分！読むのにはほぼぴったりの時間。
わたしはむさぼり読んだ。
こんなに、わたしが目にしたいと思うとおりの彼の文章を読んで、
目の周りが熱くなった。
たくさんの人にこの記事を読んでほしい。
ネットでも全文を載せてほしかった。
