テレビで体内時計を考慮した新しい治療法、「時間治療」というのを見ていた。
人間の細胞の中で時計のように働く「時計遺伝子」。時計遺伝子は全身の細胞にあり、その働きをコントロールしているんだって。
その治療法というのは、ある病気に対してこれまでと同じ薬、同じ分量で、ただ薬を飲む時間を変えるだけで飛躍的に薬の効き目が現れてくるというのだった。
人間は一日の自分の身体の一番効果的な動かし方生き方をちゃあんと遺伝子レベルで準備してコントロールしているんだ。なんてすごい。
わたしは自分が、その柔らかな生き様に毎日みとれている庭の植物たち(毎日毎朝、少しずつ少しずつ密やかに活き活きと芽ぶき成長していく）とわたしは同じなんだなあとしみじみとうれしかった。
あたまの中だけで暮らしを営んでいくのでなく、生き物としてもっと自然にありのままにやわらかでいるといいのだなあ。
