はらっぱ日記

里山・はらっぱ育ちのもーちゃんです

お月様が一緒に歩くよ

アケボノフウロソウ!

夕方近く、わたしはそろそろ夕飯の支度をしなくちゃなと思いつつ、“心がスーッと晴れ渡る「感覚の心理学」”という名越センセの本を二階の部屋で読んでいた。
月輪観という伝統的な瞑想法のことが紹介されていて、月を自分の胸の中に入れるような感覚をイメージする・・・という部分を読んでいるとき、ちょうどそのとき、下の道から女の子の声が聞こえてきた。
「ねえ、じいちゃん!お月さまがいるよ。ねえ、お月さまがミーナといっしょに歩くよ!ねえ、ねえ、おじいちゃん、見て見て。お月さまがミーナといっしょに歩くよ!」
それは斜め向かいのおうちのミーナちゃん(4才くらいかな)の声だった。どうやら、ミーナちゃんは、今からママとおじいちゃんとで風船を持って公園かどこかへお散歩にでかけるところだったらしい。
わたしはベランダに出てお月さまを確かめようとしたがうまく見つけられなかった。
そこで階下に降りて庭に出てみた。
南の空高〜い所にうすく白っぽく光っている半月を見つけた。
わたしはミーナちゃんが言ってたことを確かめてみた。
わたしが歩くとお月さまがわたしと同じ速さで動き出した。
引き返して歩くとまたお月さまもいっしょに歩いた。
笑っちゃった!!