この前、田舎の兄の家に行ったら、いつものように机の上に新しい本が何冊も積み上がっていた。
私は行く度にびっくりし、そのうち何冊か借りて帰る。にいちゃん図書館!
この本がそうだ。にいちゃんこんな本読んでるの!?
やっぱり父の戦争体験をできるだけリアルにつかみたいと思っているんだと思う。
(父は中国での体験で、その後病気で帰国している)
インパール作戦のことは、
何年か前にNHKスペシャル(戦慄の記録 インパール)で観てすごい衝撃を受けた。
今年の8月15日に、(ビルマ 絶望の戦場)が放映されたことは知らなかった。この本はそれが書籍化されたものだった。
今、ぼうっと暮らしている私にこんな辛すぎる本が読めるかなあと思ったけれど、やっぱり読みたかった。
ウクライナやガザに重なってくる。
毎日毎日、先行きの見えない暗い辛いニュースばかりで、しんどくなってしまうけど。
この番組の取材班の人たちのなみなみならぬ思い、決意を、少しでも受け止めたいと、
鈍い感性を、無理やり揺り動かしながら、毎日数ページずつ読んでいます。