近くの大きな自然公園で、春のフェスティバルが開かれ、
私の属している手作り紙芝居グループも参加。
たくさんある駐車場はどこも満杯。すごい人出。
そんな中、私は生まれて初めて、仲間の先輩方とともに、
屋外で、
広々した芝生の丘の上のドームで、
自作紙芝居をすることになった。
チョンチヨンと拍子木を打って先輩が客寄せ。
ぞくぞくと集まってくれる若いファミリー。
私は三番目の出番。
お客さんは大人子ども合わせ50人くらいいたかな。
ちょっと舞い上がってしまって、
自分が突っ走っているのがわかる。
手が微妙に震えてる。
途中で、そうだ、お客さんの気持ちにちゃんと向きあわなくっちゃ・・
最後近くの場面でお客さんの笑いが聞こえてきて、
私はすごく嬉しかった！
『屋外でできたんだ〜！』
お昼過ぎて、
迎えに来てくれたオットクンと、ドームの丘を降りて行くとき
テントで家族と休んでいたらしい小さな女の子（四才くらい？）が
ニコニコして誰かに手を振っている。
えっ、私に振ってくれてる！？
知らない子なのにな？
あっ、そうか！
さっき、私の紙芝居を観てくれていたんだ〜。
私もニコニコと彼女に手を振り返した。
素敵な出来事！
余韻に包まれて、暑い暑い車に乗り込んで家路についた。
