うさぎのレイチェルが亡くなって８日たった。
今日、オットクンと兄夫婦といっしょにレイちゃんの好きなキャベツやブロッコリー、サツマイモなどを持ってお墓に参った。
亡くなった日の翌日、田舎の高台にある畑の見晴らしのいいところに、
犬のロクちゃんのお墓のすぐそばに、埋葬した。
その時お義姉さんがお墓に添えてくれた赤いサザンカの花がまだきれいにやさしく咲いていて、わたしたちを迎えてくれた。
レイちゃんが犬のロクちゃんと、なんだかはなやいだご機嫌な感じでいるような気がした。
兄の家に帰って部屋に入ると、ちちち、ちちちと小鳥の声がする。
びっくりして縁側にいくと、
スマートなとてもかわいらしいスズメが縁を、また部屋の中を、
出るところを求めて飛びまわっていた。
お義姉さんがあわててガラス戸を開けてあげると、
さあーと美しい線を描いて外に飛び出していった。
いったいどこから入ってきたんだろうねと
４人で話していると、またちちち、ちちちと声がする。
えっと思ってまた縁側に行ってみると、
なんともう一羽、きれいなスズメが縁の空間を飛び回っていた。
同じスズメかなあと思ったけれど、
そんなはずはないし。
結局、そのスズメもガラス戸を開けてやると、
さっきと同じように美しい線を描いてさあっと飛び出していった。
どこも閉まってるのになあ！
どこから入ってきたんだろう？
誰かがスズメに身を変えていたのかもしれない、なんてね。
