はらっぱ日記

里山・はらっぱ育ちのもーちゃんです

うっ!生活不活発病って

nojimoe2015-06-15

NHKスペシャル「元気に老いる」を見ていて、気になる言葉が耳に飛び込んできた。
‟生活不活発病”
何かの大きなきっかけで生活が変わり、これまで普通にやっていたことができなくなっていく。「することがなくなる」と生活全体が不活発になって、体を動かさないから余計に体が弱っていく。と同時に気力もぐんぐんと失せてうつ状態になり、それが行動をまたどんどん不活発にして、ついには寝たきり状態にまで・・という恐ろしい悪循環だ。
テレビでは震災後の南三陸町のある80代の二人の女性のことが紹介されていた。最近とみに心身の具合を悪くしていた彼女たちは、家に訪ねてきて生活の様子を聞き取った女性医師から‟生活不活発病”と診断される。一人一人に寄り添った具体的な助言を受けて、彼女たちは「やりたいこと」を見つけ、少しずつ行動が積極的になり、体もずんずんと元気になって、本来の活気を取り戻していく。そんな様子をみて、心動かされた。人間て再生力がすごいなあ、本来の自分を取り戻すとこんなにも変われる。


向かいの家は今、屋根瓦の葺き替えをやっている。
若い職人さんたちや親方みたいな人が、4・5人屋根に上がって、こんこんがちがちがんばって暑い中で働いている。
最近の自分はというと、なんだか生活が不活発になってるなあと彼らの様子を二階から見ていて思った。
机に向かって本を読んでいても、眼がおかしい、首が肩が痛いようとすぐゴロゴロしていたり・・・。
ちゃちゃっとやったらいいんだよなと思って、
「よしっ!」って腰を上げ、フローリングの部屋をワイパーで拭き掃除をし、
ミシンを取り出し、ウォーミングアップでぞうきんを一枚縫って
からしようと思っていたポロシャツのリメイク(肩幅を一回り縮め)をした。
ふむむ、やったらすぐできるんだよな。
ラジオの「英語で読む村上春樹」の予習をやって、
鏡の前で絵本の読み聞かせ練習をやって、
午後は生垣剪定を黙々とがんばっているオットクンの手伝いをして、シラカシの葉っぱのごみ集めをした。
いろいろできたんだけど、
夕食後、風呂上がりころから、胸あたりが重苦しくなってきた。
このやっかいな体との兼ね合いが大事なんだよね。

でもあの南三陸町の女性の、いきいき明るく歩いていく姿は、わたしに元気をくれたなあ。

<写真・・・ほんのり赤くなってきたミニトマト♪>