はらっぱ日記

里山・はらっぱ育ちのもーちゃんです

落語ってすごいな

ミニ水仙、水仙よりお先に咲くんだよ

次回読書会の課題本は、噺家柳家小三治さんの本「ま・く・ら」。
落語の演目をする前に、ちょっとおもしろい話をそえてくれる「まくら」の話をあつめたもの。それが本になったんだ。
これがなかなかおもしろかった。好奇心のかたまりみたいな小三治さんの、暮らしからにじみでてくる飾らないおかしみに、顔が自然にほころんでくる。
すっとぼけたような語り口だけど、中身はとても行動的で、ドジを踏みながらも突っ込んでいく進取の気性が、さわやかだ。

本は読んだが、小三治さんの落語を(ほかの落語もあまり)聞いたことがなかったから、
ユーチューブで調べて一つ「うどん屋」というのをじっくりと聞いてみた。
なんだかすごくて、唸ってしまう。
これが「芸」というものなんだなあ!
と思った。
とってもゆっくりした、安定感のある(自信に満ちた)冷静な語り口で
語りだけで、古い時代のうどん屋とよっぱらいのおじさんと、かぜひきのおかみさんが、目の前にくっきりと表れてきて、ほんとうにびっくりした。

<写真・・・ミニ水仙、元気な仲間と一緒に>