はらっぱ日記

里山・はらっぱ育ちのもーちゃんです

冬の木も 好き!

冬のエゴノキもいい!

寒い中、”買い物ついで散歩”に出かけると、
道沿いのあちらこちらに
葉を落とした木々の枝枝の織り成すさまが青空に映える。
くろぐろと手を血管のようにあちこちに凛と突き出すようすが、
こちらにくっきり澄み切った気持ちを連れてくる。


この前、わたしたちの読書会12月例会で、
いつも裏方に回ってくれて手作りおかずをたくさん用意してくれる風さんが、次号同人誌のためのエッセイを書き上げてみんなに披露してくれた。
夜中の3時半までかかって書き上げたと、その原稿を読んでくれた。
わたしは文字を追わず、彼女が読み上げるそれを静かに聞いていた。
彼女は手芸作品を作る、創る、また工夫を加え、作る、創る。
今回はその作品たちを人々にみてもらい語り合う場にだした。
新しい地点に立ってこれまでと違う手ごたえを感じた。
それでも風さんはまだ何かもっとちがうところに立ちたいと思っている、
新たな生きる手ごたえを追いかけていきたいという静かな意思表明、
そんなエッセイ。
「行動の人なんだ、風さんは」
能動というか、行動することがあたりまえの日常の彼女の生き方だ。


わたしは、
おもしろそうだなといろいろな本を読んで、次々読んで、
パソコンで興味のある情報をあさり、またあさり、
簡単な英語の文章を辞書を引きつつふうふう訳して、また訳して・・・
というふうに
「受け身な暮らし」をついつい優先して、
日が幾日も幾日も過ぎてしまう。
それは一生懸命しているようだが、じつはとても安易で、らくちんで、
そこにある流れに流れているだけ。


この一見冷たそうな冬のはだか木のなかに、
今、じわじわと宿せるものを宿して、
熱い赤いものをねじこむように吹き込んでいきたい。