よかたん温泉はよかたん!
自宅から車で15分。
施設利用補助券を使って、毎年この時期に
このゆったり温泉に浸かりにいく。
三木市の端っこの田園地域にあるのどかな公営の温泉。
日曜日とはいえ、あまりの客の多さに驚く。
近在の農家の人たちが持ち寄った野菜の数々も温泉前の施設で売っている。
黒豆を使ったおもち、きなこ、コロッケ、アイスなど。
若い人たちも子連れでいっぱい店に並ぶ。
田舎風情の地域温泉がすごく元気だ!
あまり人が多いので、ちょっと時間をずらそうと
奥の展示館?に入った。
山田錦(お酒)のことが、昔ながらの稲育てのジオラマ(春と秋の様子)や
大きな掲示物で詳しく解説されていた。
若いお父さんが熱心に見入っている。
いつものように巻きずしとコロッケをかって温泉へ。
長い座り机が並べてある畳の広間で
おいしいねえとそれを食べて。
オットクンはおふろへ。
その間、一時間ほどはいつもわたしの読書タイム。
長谷川摂子さんの短編童話集「人形の旅立ち」を読む。
その子ども目線の、すこし怖い不思議な物語たちは、
どんな周囲の物音も、まるで関係なくわたしをその世界に引きずりこんでくれた。
温泉で、湯あたりするほどゆっくり浸かり、
顔も頭も洗ってスッキリ〜!
また柔らかい春山の若緑の中を車で抜けて
帰ってきた。
〈写真・・・鳥取八頭町からやってきたヤマルリそう〉