はらっぱ日記

里山・はらっぱ育ちのもーちゃんです

“出会った”という感じ

こぼれるような星くず♪

きのう、絵本読み聞かせグループの例会までに時間があって、そのグループの先輩Mさん(もう10数年の活動歴がある)とわたしでお昼ご飯を食べた。
わたしはMさんのふっくらした風貌やさっぱりした性格、かざりけがなく面倒見のよい彼女が前からなんとなく好きだった。何度か車に乗せてもらったりして少し個人的な話もしたことがあった。家族のこと、子どものこと、紙芝居のことなど(老健施設のデイサービスでも絵本を読むボランティアをしているMさん)。
彼女はこの読み聞かせのグループ以外に「手縫いの会」(だれでも来てください。介護の必要な方でも短時間で作れるような手縫いの簡単な小物・・たとえばかわいいデザインのティッシュケースなど・・をいっしょにつくりましょう・・・)というのを始めたんだと言ってた。
Mさんのお母さんは晩年認知症になられて、Mさんはその介護で日々忙しくされていたそうだ。お母さんは手先の器用な和裁のとても巧みな人だったということだが、認知症になられてからは手先のことは何もできないままに日々介護を受ける生活。そしてお母さんが亡くなられてから、Mさんはしみじみ思ったそうだ。
母親にこんな小さな作品作りなどさせてあげる機会があればどんなによかっただろうって。
眼鏡の奥のMさんの眼が少しうるんでいるように見えた。
「そうそう、歌の会もたちあげようと思ってるんだよ。たとえば昭和歌謡とかね。母は歌も大好きだったのよ」とMさんはにこにこして付け加えた。
「歌の会、いいでしょう?!」
「いいですねえ〜!、歌いたい歌たくさんありますよねえ〜」とわたし。
Mさんは先輩だけど実年齢はわたしよりも10才以上若いと思う。
素敵な人だ。こんなふっくらした顔や心持ちの人は、わがままなわたしをほんわかと包んでくれる。
こんな人にはなれないけど。