はらっぱ日記

里山・はらっぱ育ちのもーちゃんです

えっ?ハイタッチ!?(^O^)

野菜畑なんだよ

今日は小学校での絵本の読み聞かせの日。
グループのメンバーの人と二人で2年生の教室に入った。
みんな行儀よくいすに座って、わたしたちをまあるく扇型にとり囲んで顔をぐんとあげ、もう聞く体制ばっちりだ。
右の端っこにいる女の子はみんなよりも体が一回り小さくてかわいらしい風貌、その子がただ一人、床にしゃがんでいすに頭を寝かせていた。担任の先生がその子のそばにそっと座って何か言ったのか、その女の子もちゃんといすに座ってさあ、絵本を読み始める。
わたしは2番手、もう一人の人が3冊読み終わっていよいよわたしの番が来た。
苦手意識を乗り越えようと練習してきた「たなばた」、
そして「歯いしゃのちゅー先生」。
とても静かにきゅっと集中してくれている、時々子どもたちの方を見るんだけど、その度にその視線の率直さにわくわくする。
読み終わって先生が感想を子どもたちに聞いてくださったが感想を言ってくれた3人の子たちのうちの一人があの小さな女の子だった。
その子は感想をいいたいとすっときれいに右手を挙げていた。先生が当てたけど、なかなか言葉が口からでてこない。また先生がその子のそばに行き、そっとそばにしゃがんだ。
するとその子がゆっくり口を開いた。
「歯いしゃのちゅー先生がよかったです」
とその子が言ってくれた。
あいさつがすんでおたがいにさようならを言ったとき、その女の子がいすを立ってきて、まっすぐわたしの方に歩いてきて、両手をパーにしてわたしに差し出してきた。
「えっ?!ハイタッチなの?!」
わたしはおどろいて両手を大きく広げて、ふたりでゆったりぱちーんと手を合わせたんだ。
今日はじめて出会った子と、絵本を読みあったという小さな縁で、こんなふうに気持ちをそっとつなげてくれる。なんという喜びだろう!!
からだじゅうに喜びがはしったよ。
すてきなものを届けてくれるなあ、子どもって!!