オットクンが昨年秋に、わたしとの散歩がてら選んで選んで拾い集めて、１０ほどの苗ポットに植えていたドングリ（たぶん、シラカシのドングリだろうと拾ってきた）が、
おう！先日本当に芽を出したよう〜！！
わたしは去年の秋、ドングリ集めの頃から、
「そんなの植えたって、トトロのようにムクムクって芽を出したりしないよ〜？」
と半分バカ（ごめん、少しは信じてたけどね）にしていた。
何日もかかっていろんなのを拾ってきてはインターネットでああでもないこうでもないとドングリを見比べていたオットクン。
植え込んだ１０の苗ポットは春が来てもまったく変化なくて、たまにオットクンが水やりをしているのをわたしはへええと少し冷たく見守っていた。
それが先日、まるで棒のようなさりげなさ過ぎる焦げ茶の地味〜な芽を一センチほど出していたんだ。
それを見つけたオットクンは
「出てた、出てた！芽を出してたわ〜！気づかんかったけど３つほど出てるよ〜！」
わたしは何が出たんだろう？とその喜びようにびっくりして、外に出てそれを目撃（オーバーやな(^^)）して、ちょっと感激した。
昨日オットクンは一番よく育っている芽を、裏のシラカシの生け垣に仲間入りさせた。そこは生け垣としては隙間が少し空いているところ。うまく育っていい生け垣になってほしい。
今日またオットクンがうれしそうな声を出していた。
「あのシラカシの出芽率は６０パーセントやなあ！次々芽がでてきてるわ」
わたしはよき理解者として(^^)、
「ふうん、すごいねえ！」
と応えて、苗ポットを見に行った。
ほんとうにたくさんの茶色の棒がポットに地味〜に立っていて、わたしはじわ〜とうれしさがこみ上げてきた。
地味〜な、あたりまえのようなことなんだけど。
