はらっぱ日記

里山・はらっぱ育ちのもーちゃんです

小雨の中で

田舎の裏庭で

ずっと雨模様でのびのびになっていた、
田舎のいちばんすごい傾斜の畔の草刈り。
小雨が降ったりやんだりの中、オットクンと兄とお義姉さんとで、
三方からぶううん、ぶううんと草刈り機の音をならして、
草刈りがはじまった。
「わたしは何をするの?」と問うと、
「あの畑の草を抜いて。あの畝を耕してひとつにしてかぼちゃを植えるから」と兄の返事。
前に豆の植わっていたふたつの畝は、草の生え方もちょっとだし、簡単にできそうな仕事だなあと思った。ゴマメにふさわしい仕事をもらった♪


一人で畑の中に腰をおろし、黙々と草を引く。
雨つづきの草は“はいよっ”とつぎつぎたやすく抜かれていく。
兄が「これを使い」と渡してくれた10センチほどの小さな草刈りカマも
シャキシャキッと出番を喜んでいる。
細い雨が降り出してきた。
お義姉さんが用意してくれた大きな麦わら帽子をかぶって、
首には日本手ぬぐい、手には軍手よりも丈夫なゴムの草引き用てぶくろ。
この装備は、これくらいの雨にはまったく動じない。
ここちよい雨の沁み入り方だ。
たまにする農作業。
たまだから、おもしろい。
お義姉さんはわたしがそういうと、
いつも困ったような顔をして笑う。