はらっぱ日記

里山・はらっぱ育ちのもーちゃんです

変わった人です、私から見て

オットクンが、また習字をいきなり始めた。
久しぶりに「やるわ」と決めたらしい。
リビングのちょっとした隙間に新聞紙をひろげ、
習字用の何とかいう和紙を広げ、準備を始めた。
私はちょっとおもしろがっている。
「この筆の入り方は・・」とわたしが文句をつけ始めると、
「ちょっと黙っといて!書く前に言われたらそれが先入観になって、自分の思うような字が書かれへんから」と言う。
なるほどそうだな〜と思って、私はその場を離れ、しばらく近寄らず、そのまま静かにそっとしとこうと思った。
ずいぶんたって、そばに行って見ると、七作ほど、部屋いっぱいに、「佛心」という書を書き並べていた。
この言葉は義兄が欲しかった言葉だ。
なかなか勢いのある力のこもった字だった。
私は静かな彼の何処に、こんな「気迫」「自信」が隠れているのかと、とても不思議な嬉しいような気持ちになった。
感想を素直にいうと、とても嬉しそうにどこに気をつけて書いたとか、ここが肝心なところだとか言って、だいたい思うように書けた満足感にひたっているようだった。
義兄は彼の書いた書を、仏間に掲げてくれるということです。
オットクンは行動の仕方や考えている順番などが、私と全然違うから、意外な展開がおもしろくもあり、全く受け付けられないときもありで。
私からみるとちょっと変わっている。