はらっぱ日記

里山・はらっぱ育ちのもーちゃんです

すぐそばに女の子が

nojimoe2012-03-07

図書館で、「絵本」を読んで子どもたちに聞いてもらう日だった。
わたしと先輩Åさんとが当番。
お母さんのそばで立ったり座ったりしている1才くらいの赤ちゃんっぽい女の子や、
デンと一番前に陣取った3・4才くらいの一見まじめだよという顔をした男の子たち二人。
またその兄弟のハイハイの赤ちゃんなど7人ほどの小さな子たちがお母さんといっしょにやってきた。
30分のうち、前半をわたしが読むことになった。
正座してじっと本に注目している男の子二人。
「バックします」
「とっとこ、とっとこ」
「だれかしら」
「はねはねはねちゃん」など
順に子どもたちと絵本を読んでいく。
あの男の子二人がいつのまにか絵本のすぐそばに身をのりだして、目を突き出して、
「わ、くつが1個しかない!」(へびさんのくつ、とーとこ、とーとこのページで)
こんなつぶやきを聞くと、びっくりしてしまう。
「バスなのね」
という絵本は小さな男の子が黄色のいろいろな椅子を並べてバスの座席にし、帽子をかぶって運転手になり、いろんな動物たちを乗せていくお話。
聞いている子たちもいっしょにすっと絵本の中に入ってバスにのってるみたいな表情をする。それもふしぎだな。
カーブしますと運転手が言ってバスの座席からりんごがコロンと落ちたところを読んでいると、
絵本を読んでいるわたしの肩に誰かがそっと手をのせたよ。おどろいた。小さな女の子がわたしの横に来ていて、絵本を見ながらわたしの肩に手を置いていたんだ。
なんて柔らかいしぐさなんだろ。
終わった後、のりものが好きらしいあの男の子が、「バスなのね」の絵本を脇にかかえて、借りるとお母さんに意思表示。


こんな小さい人たちって、マジふしぎです。